先日、『ニューヨークの生活の落とし穴』についての記事を書いてみた↓
その際、ニューヨークでの生活は『孤独との戦い』だ、といったことを書いたのだが、ホームシックにかかってしまう人の特徴、タイミングや長さなどを今回はお話ししてみようと思う。
アメリカ、ニューヨーク在住者が語る『逆ホームシック』とは?
ホームシックにかかるまでの期間は人によってまばら
まずはじめに、ホームシックにかかるまでの期間というのは、当然ながら人によってまばらだろう。
私の場合
私の場合は、渡米して3ヶ月目から半年ほどの頃にこの『孤独』に襲われた。
最初はやる気満々だったのが、、だんだんと現実が見えてきた結果、冷静になった時にホームシックにかかった。
彼女の場合
その点、私の愛する彼女は、『ノリ』と『勢い』でなんにも考えずにアメリカにきた(楽天的すぎやろ・・)ため、到着したその日に、
『なんでこんなとこにいるんだろう?とんでもないことをしてしまった。。』と、我に返り、なんと到着したその日に帰ろうとしたらしい。。(笑)
大阪出身の(自称)ケチ、いや節約上手な彼女は、当日の航空券の高さに驚き、泣く泣く帰国をやめたという。
1週間ほど地獄のようなホームシックを味わい、毎晩寝る時に、渡米前に友達からもらったアルバムを眺めては抱きかかえながら寝ていたらしい。(笑)
そして、渡米から1週間を過ぎた頃、『あれ?大丈夫かも!』となってからは、なんと今の今まで一度もホームシックにかかっていない様子。
むしろ、その後一度も一時帰国せず、丸5年が経とうとしいる。(笑)
ホームシックが治らない人もいる
でも中には、いつまでたってもホームシックが治らない人もいる。
そういう人は、半年ほどで『もう我慢できない!』と一時帰国。
日本でパワーを貰って帰ってきて、またニューヨークで奮闘する、というサイクルを半年に一回ずつ繰り返す人も(リアルに)多い。
やがて『逆ホームシック』におちいる
そんなホームシックを乗り越え、2年目くらいから、自分の生活の基盤が日本からニューヨークへと完全に切り替わり、ホームシックも落ち着く。その状態で日本に一時帰国すると、今度は『逆ホームシック』におちいる。(笑)
最初の2、3日は久しぶりの家族、友達、日本食でワクワクなのだが、1週間もすると、なんだか落ち着かずそわそわしてくる。
汚い地下鉄、仕事の遅いレジの店員、常にイライラしているニューヨーカー、全てが恋しくなってくる。
1週間を過ぎた頃には『早くニューヨークに帰りたい。』と、不思議と思うようになる。
自分の中でニューヨークが本拠地となっているので、ニューヨークに早く帰りたくなるというわけ。
JFK(空港)を降りてニューヨークについた瞬間、帰ってきたと『ほっ』とする。
そうなればもうあなたも一人前なニューヨーカー。(笑)
私の場合
かくいう私の場合も、一時帰国を過去に二度したことがあるが、どちらも1週間程度の短いものにした。
というのも、久しぶりの家族や友人と会うことが楽しみではあったものの、ニューヨークでの活動に支障が出ることや、他のDJたちに遅れを取ってしまう・・ということが気になり過ぎて、一時帰国も3日目頃になるとやはり「早くNYに戻りたい」となったのを覚えている。
おわりに
今回は、ニューヨークに移住をした人のほとんどがおちいるであろう『ホームシック』と『逆ホームシック』という現象についてシェアしてみた。
もちろん、なかには「全くホームシックになんかなったことがないよ」というツワモノもいるとは思うが、『覚悟の長期滞在』を決めて渡米した人のほとんどはホームシックにおちいるはず。
ホームシックにおちいるのはあなただけではなく皆が通る道なので、心折れずに一踏ん張りしよう!そのうちに「ニューヨークに来てよかったな」と思う日がくる。
それではまた次回!!!リアルなニューヨーク生活は続く!!