留学を経験している方なら一度は聞かれたことがあるだろう『日常英会話はできますか?』という質問。
英語力は人によって違うと思うが、このよく聞かれる『日常会話レベル』とはどのくらいを言うのだろう?
今回は、英語力のレベルで曖昧だけどよく使われる『日常会話レベル』についてシェアしてみたいと思う!!
人によって日常会話のレベルが違う
まず、この『日常会話レベル』と感じるのは人によって著しく違う。
特に、日本に住んでいる英語が話せない日本人が思う日常会話と、海外に住んでいる人が思う日常会話、のレベルが全く違う。
例えば、あなたがアメリカのカフェに行ってコーヒーを注文するとする。
店員さんに、牛乳とミルクは入れる?と聞かれ、入れておいてーありがとう。
といった一連の流れを見た英語を話せない人達は、『アメリカ人と普通に会話をしている!この人は日常会話が話せる!!』と思う。
渡米直後の私の愛する彼女がそうだった(笑)
当時、彼女はアルファベッドもままならず(決して大げさではない)渡米し、英語を本当に一言も理解できないままアメリカに降り立ったので、カフェでコーヒーを普通に注文する日本人をみて感動したらしい。
そんな彼女の今の英語力は、何かあれば店員にズカズカ文句を言うまでに成長している。(笑)
しかし!
たとえコーヒーショップでコーヒーを注文できたからといって、その人がアメリカ人と対等に日常会話ができるかと言ったら、そんなことはない。
コーヒーショップやレストランで聞かれることはほぼ毎回決まっている。言わばマニュアル。なので、店員さんとのやりとりは、日常会話レベルの『最初の一歩』といったところだろう。
では実際に本当の日常会話レベルとは?
私がアメリカに8年強ステイして思う『日常会話レベル』とは、アメリカ人と1日一緒にいて、相手の言ってることが少なくとも80%分かって、自分も伝えたいことを80%伝えることができる、というくらいレベル。
この前者の残りの20%とは、話しているトピックは分かるし、相手が何をいってるかもわかる。ただ、会話の中に知らない単語がポツポツ出てくる、また、相手が言った咄嗟の一言が聞き取れなかった、(相手に聞いて再度説明して貰えばわかる)のレベル。
そして、後者の残り20%とは、自分の伝えたいことが相手に言葉にして伝えることができ、相手も自分が言っている事を理解してくれる。ただ、たまに伝えたい言い回し、単語が出てこない時がある、又、たまに相手に理解してもらえないことがある(だが改めて説明すると分かってもらえる)。
これくらいのレベルが、日常会話レベルではないかと感じる。
文法を間違えたり発音を間違えたりなどは、カウントされない。
相手が理解して、お互いが会話になればそれは日常会話レベル、となる。
ここで英語初心者が陥りやすい問題、『伝われば良いんだったら、単語だけ並べて文法なんて知らなくても会話になるじゃん!』というのをよく聞くのだが、文法を知ってて間違えるのと、知らないで間違えるのでは雲泥の差がある!
文法を知らずに英単語だけでなんとか乗り切ろうとする留学生もいるのだが、最初は話せてる気になるが、ほんの3ヶ月ほどたてば必ず壁に当たってしまう。
文法の仕組みを知らないと、会話のレベルが上がった時に相手の言ってることが理解できないし、自分が言いたいことも伝えられないので文法の勉強はしておくべきだと思う。
私の知っている日常会話レベルを話せる人で、文法を理解していない人はいない!
英会話初心者の方は、完璧に話さないと、、!と思いがちだが、英語は完璧に話せなくて良いし、発音が間違ってても文法が間違ってても問題ない。
笑顔で堂々と話すのが一番大切。
ただし、最低限の文法は理解しておこう!
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というわけで今回は、日常英会話のレベルについてシェアしてみた。少しは参考になれば嬉しい。
それではまた次回!!!リアルなニューヨーク生活は続く!!