アメリカは『自由の国』というイメージがあると思うが、こと『ビザ』に関してはめちゃくちゃ厳しい。
ましてや『永住権』に関しては並大抵では取れるものではない。
そんな喉から手が出るほど『アメリカ永住権』、またの名を『グリーンカード』が欲しいー!!という人達のために、なんともアメリカらしいシステムがある。今回は、そのシステムについての話をしてみようと思う。
『アメリカ永住権』を一番簡単に手に入れる方法とは?
その方法はグリーンカードロッタリー
結論から言ってしまうと、いわゆる、永住権の抽選会!
これは年に1回(毎年10月〜11月)、決められた条件を満たしていれば基本的にはほぼ誰でも応募することができる。
条件といってもそんなに難しいものではなく、
- 高校を卒業していること
- 過去に犯罪歴がないこと
と主な条件はこんなかんじ。
自分の名前や住所などを記入し、決められたサイズの写真を添付して送れば申請完了。かなり簡単、記入は2〜3分ほどで終わる。
ただ、写真のサイズや顔の位置などが少しでも規定より違っただけで、当選しても無効になる場合があるので、心配な方は代行を行なっているお店に行くのをオススメする。
また、毎年同じ写真を使用することはできず、過去に応募した写真を使うとそれも失格になるので注意!
発表は翌年の5月
申請をして半年後の忘れた頃に抽選発表がされる。
ページに行き、自分の抽選ナンバーや名前などを記入して進むと、結果発表。
落選すると『has NOT been selected.』
当たっていると『has been selected!』
と太字で表示されるのでてもとわかりやすい。
当選後はどうしたらいい?
当選した場合だが、グリーンカード保持条件として『最低、年の半分の期間はアメリカ国内に滞在しなければならない』という決まりがある。
また、取得までの法的な手続きをすすめるために弁護士に頼んだりと、色々合わせて(一般的に)約50万円ほどの費用がかかるとみていいだろう。
なので毎年、軽い気持ちで応募はしてみたものの、現実問題取得までの条件を満たす根気がなく、当たったものの結局あきらめる人もたくさんいる。
それなら最初から応募しなければ良いと思うのだが、、。(笑)アメリカン・ドリームを夢見て応募する人は絶えないのだ。
そして忘れてはいけないのは、このグリーンカードを放棄した人たちの空き枠により、第2次抽選で当たることもある!
なので一度外れたからといって諦めず、時間を開けて再度トライしてみるように。(笑)
実際に当たった人たちの話
アメリカに住んでいるとこのグリーンカード当選者と会うことはリアルに結構ある。本当によく当たるなぁ〜というくらいグリーンカードは当たる。
当選した人は何人も知っているが、いずれも独身者が多い。
当選した人が手続きに行った際も独身の方が多かったらしい、、がこれはあくまでも都市伝説くらいで考えておこう。(笑)
40代くらいの女性の方で、10代の頃にニューヨークに数ヶ月すんだ思い出が忘れられずグリーンカードを応募したら見事当選した。
その方は独身で、日本で良い仕事があったにも関わらず全てを捨てて、単身ニューヨークへ渡米。
英語が全く話せないところからスタートし奮闘している姿をみるとすごいなぁ〜と感心する。
その方は自分のキャリアを捨ててアルバイト生活してでもアメリカに住みたいという気持ちがあったからよかったものの、キャリアのあるほとんどの人は中々出来ることではないと思うので、渡米後のイメージをしてから応募するのが良いかも。
さらに英語がネイティブ、もしくはそれ相当の英語力がないと、グリーンカードを持っていたとしてもどうしても職は限られてくる。
それでも挑戦したい!という方はどんどん応募しよう、応募するのはタダ!(笑)
おわりに
今回は、5月と言うことでグリーンカードの抽選についてシェアしてみた。
私も過去6回ほど参加しているがいまだに当たっていない。(笑)
1回目で当たる人もたくさんいるので諦めるのはまだはやい!
それではまた次回!!!リアルなニューヨーク生活は続く!!