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ニューヨーク在住9年目、そろそろ情報を発信する側に回り渡米後のリアルなNY生活の中で起こったこと思ったこと、人の役に立ちそうな情報などを書き綴っていくブログ。アメリカや海外生活、DJやアーティスト活動、ビザ取得など興味のある方はぜひお立ち寄りください♪ あなたが知りたかった情報が見つかるかも!

ニューヨーク・パブリック・ライブラリーは超集中できる勉強スポット【NYお役立ち情報】

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 ニューヨークに限らず、住んでいると(いつでも行けるという意識から)あまり足を運ぶことがないスポットというのはどんな街のどんな人にもきっといくつもあるはず。私も過去8年間のニューヨーク生活の中で、あまり足を運ばない場所の一つにこの「ニューヨーク・パブリック・ライブラリー」がある。ニューヨーク市内にいくつも存在するこの公共図書館、今回はそのうちでもっとも歴史の古いブライアント・パーク横にある建物の中に数年ぶりに入ってみたので、2019年現在の様子をここでシェアしてみようと思う!

 

 普段何とは無しにその周辺を歩き、その建物が視界には入っていても、とくに気に留めることもなく通り過ぎることが常だったこの「ニューヨーク・パブリック・ライブラリー」が、こんなに素敵でこんなに身近で、しかもめちゃめちゃ集中して勉強・作業できそうなスポットだということを再確認できたので、さっそくみていこう。

 

 

NY パブリック・ライブラリーは超集中できる勉強スポット

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ニューヨーク・パブリック・ライブラリーについて

 公式のWebサイトによれば、この「ニューヨーク・パブリック・ライブラリー」つまり「ニューヨーク公共図書館」は、1895年に設立され、市内の3区:マンハッタン、ブロンクス、スタテン・アイランドに合わせて92の施設が存在し、1世紀以上にわたり書籍や情報へのアクセスを提供してきたそうだ。

 

 年間に1,700万人以上の人々がこの施設を利用し、さらにオンラインでも何百万人もの人々にサービスを提供するこの公共図書館。なかでももっとも象徴的な建物である42丁目の図書館に焦点をあてて、話を進めていこうと思う。

 

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建築様式

 今から120年も前に、当時最も優れた司書の一人であったジョン・ショウ・ビリングス博士という方が、一枚の紙切れに簡単にスケッチした彼のデザインをもとに、市内のもっとも著名な建築家たちの間で競争が行われ、結果としてこの遠近感のあるボザール様式が採用され、それまでで最大の大理石構造になったという。実際の工事が始まるまでには、約500人の労働者が2年間かけて貯水池の解体作業を行い、1902年5月に完成したという古い歴史をもつ。

 

ロケーション

 数ある「ニューヨーク公共図書館」のなかの本拠地であるこのボザール様式の建物が在るのは、5番街と42丁目から40丁目にかけて。建設される以前は、当時散歩場所としてとても人気のあった「クロトン貯水池」という池だったのだそうだが、今ではとても考えられない!

 

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アクセスと最寄り駅

 ここへのアクセスは最寄り駅が2つ、

  • 地下鉄オレンジのライン B・D・F・M「42St ブライアント・パーク」

 または

  • 紫の7番線「5 Av」

 この2つが最寄りとなるが、グランド・セントラル駅からも徒歩5分ほどなので、アクセスはとても便利。とにかくブライアント・パークを目指して行けば迷うことはない!

 

 さらには目の前にバスの停留所もあり、利用できる路線は以下の通り。

  • MTAバス: M1・M2・M3・M4・M5・M55・Q32

 

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 クイーンズ在住の私の場合であれば、下の写真の「Q32」に乗って家の前からバス一本で行くことも可能。ただし、電車よりはかなり遅いが。(笑)

 

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建物正面のペアのライオン像

 建物正面に祀られているペアのライオン像は、1911年5月23日につくられ、建築批評家ポール・ゴールドバーガー氏に「ニューヨークで最も愛される公共彫刻」と呼ばれた。卒業式の帽子や、メッツやヤンキースの帽子を被せられることもあり、たくさんの観光客が一緒に写真を撮る像としても知られている。

レディー・アスターとロード・レノックス

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 冬のホリデーシーズンのいまは、2頭共にクリスマスのリースが飾られていて可愛い♪ それぞれにはニックネームがつけられていて、何度か変わったあと、現在はレディー・アスターとロード・レノックスという名前に落ち着いているそう。(レディーと言っても彼らは見ての通り2頭ともオスのライオン)

 

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 そんなレディー・アスターとロード・レノックスの間をすり抜けて、東側の正面玄関から中へ入ってみる。

 

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館内の様子

クリスマスツリー

 建物に入るには、まず入り口を入ったところで荷物検査をされるので、カバンの中身をチェックされて問題なければ誰でもフリーで入ることができる!この日はまだホリデーシーズンということで、大きなクリスマスツリーが残されていた♪

 

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 キャンドルの後ろの壁には何やら文字が書き込まれていて、きっとこの建物の歴史に関わることが刻まれているのだろう。街のど真ん中にこういった歴史の古い建物がたくさんあるところがニューヨークの街の魅力の一つでもあると私は常々思っている。

 

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キャンドルシャンデリア

 とても天井が高く、日本ではお目にかかることのないような「神殿」といったかんじの建物内部!天井から吊るされたキャンドルシャンデリアが素敵♪

 

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Amy's Bread Cafe

 一階の正面右手の階段下には「アミーズ・ブレッド・カフェ」というカフェが入っていてコーヒーや軽食を楽しむことができる♪ ただし、このエリアを越えての館内での飲食は禁止なのでご注意を!

 

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セックス・アンド・ザ・シティーのロケ地

 この階段を上ったところが、あの映画「セックス・アンド・ザ・シティー」のロケでキャリーがビッグと結婚式を挙げるという設定で使用された場所。人気の撮影スポットなので、このときも自撮り棒で撮影している人たちがいた。

 

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階段を上る

 実際に階段を上ってみると、2階の天井に大きな絵が見えてくる。

 

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 これが階段から見た眺め!広々としたクラシックな空間になっている。ホリデーシーズンならではの眺め。

 

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2階

 2階へ上りきって天井を見上げるとかなり大きい!100年以上の歴史を感じずにはいられない。

 

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ローズ・メイン・リーディング・ルーム

 そしてこここそが「ローズ・メイン・リーディング・ルーム」という部屋で、今回のタイトルにも付けた私がおすすめしたい「超集中できる勉強スポット」だ!

 

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 この部屋の反対側は会員制となっているため一般の人間は入れないが、こちらの部屋はフリーで入ることのできるスペースになっている。もちろん「お静かに」と書かれているのでとても静かだし、公共のスペースで周りには読み書きをしている人たちがたくさんいるので、見ただけで勉強や作業が捗りそうなことがわかるだろう。

 

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 この「ローズ・メイン・リーディング・ルーム」は、2014年5月から天井の修理と修復のために約2年間ほど閉鎖され、2016年秋に再びオープンした。2019年現在は通常どおり図書館の営業時間と同じようにオープンしている。

 

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営業時間

 5番街と42丁目と40丁目にあるこの「ニューヨーク・パブリック・ライブラリー」の営業時間は以下のとおり↓

 

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<captch from NYPL Mid-Manhattan Library>

 

その他のサービス

  • 公共のPC
  • フリーWI-FI
  • セルフサービス・チェックアウト
  • コピー(白黒およびカラー)

 

おわりに

 というわけで今回は、住んでいるとあまり足を運ぶことのない場所だが、実は超集中できる勉強スポットとして利用できる「ニューヨーク・パブリック・ライブラリー」を紹介してみた!せっかくニューヨークに住んで・訪れているのであれば、ここで英語の勉強や学校の課題、はたまたPCを使った仕事や作業など、こんな素敵な公共スペースを利用してみるといままで以上にはかどるかも?

 

 また「ザ・ライブラリー・ショップ」というお土産屋さんもあるので、観光で訪れた際にはここでニューヨークにまつわるグッズを手に入れるのもいいかも♪

 

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 それではまた次回!!!

 

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