ニューヨークはご存知のとおり人種のるつぼ。この街に(たとえ短い時間であっても)滞在していると、本当に様々な国籍の人たちと出会う。
私たち日本人があまり知らない国の出身の方々は、相手側も日本という国についてあまり知らない場合が多い。(笑)
日本は、世界的にみても車の輸出や、SushiやRamenなどの食べ物でかなり知れ渡っていて、日本のことをよく知っている方々も多いので、あたかも『他の国の人たちは日本のことを知っているもの』だと錯覚しやすい。
しかしながら、それがたまーに通用しないときがある・・というお話を今回はしてみようと思う!(笑)
お互いカルチャーショックを受けたアフリカ人男性との会話
アフリカから来たばかりの男性からの意外な質問
以前に、アフリカから来たばかりの男性と知り合いになった。
(かなり前の話であまり聞き慣れない国名だったので、出身国がどうしても思い出せない、、ごめんなさい。)
その彼と言語の話になった際に、『日本人は何語を話すの?中国語?』と聞かれた。
日本人は中国語を話すのか?という質問はニューヨークに住んで何年も経っていたが初めて聞かれたので、かなりの衝撃を受けた。(笑)
彼は純粋に聞いていて、悪意などは全く感じなかったので『日本人は、日本語を話すよ。』と答えると『あぁそうなんだね、ごめん!』
『それで、日本はどこにあるの?』
またまたの衝撃。(笑)
日本人が想像するアフリカはサバンナの大地?
しかし、そういわれてみると私たち日本人の大半も、アフリカの大陸はどこか分かるとしてもそれぞれの国のロケーションに関してはイマイチわからないし、それぞれの国がどの様な文化なのか?を知らないであろうし、お互い様か・・と納得。
アフリカは栄えていて都会の場所はたくさんあるのに、きっと私たちがイメージするアフリカは大概の場合上の写真のようなサバンナの大地ではないだろうか?
日本が島国だということを知らなかった
話は戻って、日本を地図上で見せると、
『、、、!?日本は島だったのか!?周りに何もないじゃないか!?しかも小さい!!』と向こうもかなりの衝撃を受けていた。(笑)
『日本、中国、韓国、、他にもアジアには色んな国があるのはわかってるけど、僕からしたらなんの違いがあるのか全くわからないんだ、ごめんね。』と言っていた。
寿司は世界ではSushiと認識されていて有名
私達がアフリカの国々の食べ物、文化、見た目の見分けがつかないみたいに、その男性からしたらアジアなんてどの国も一緒に思えるのだろう。
日本が世界に誇る食べ物である寿司も、もはやSushiという単語の発音は英語読みで、さらには日本の食べ物だと知らない方々も多い。(笑)
日本には公用語が一カ国語だけしかないことが意外だった?!
そして最後に聞かれた質問は、
『で、日本人は日本語と他に何の言葉を話すの?』
『日本人は日本語しか話さないよ、、』
『えぇぇぇぇ!1ヶ国語だけ!???』
と、またまたかなーり驚いていた。(笑)
1ヶ国語だけしか話さない国なんてあるのか・・考えられない・・といった顔だった。
アフリカの国のいくつかは昔ヨーロッパの植民地だったので、ほとんどの人が自分の国の言葉とフランス語の2ヶ国語を話す。
2ヶ国語を話すのが当たり前だと思っていた彼には寝耳に水だったのだろう。(笑)
あの瞬間は彼にとってかなりの衝撃的なカルチャーショックだったに違いない。(笑)
話は少し逸れたが、彼にこの様な質問をされて、それまで『日本の事をみんな知ってるでしょ』みたいな顔をしていた自分が恥ずかしくなった・・。
と同時に、自分の国の文化や常識などは、当たり前だけど世界では通用しないんだな、と感じた。
もちろん彼の視野も広がったと思うが(笑)自分の視野も広がった瞬間だった。
これからも、日本にいては体験できないことやこのようなエピソードを思い出したらまた追ってシェアしていきたいと思う!
ニューヨークでのアフリカ文化に関する過去記事はこちら↓
それではまた次回!!!リアルなニューヨーク生活は続く!!