先週末は、レギュラーでDJをしてかれこれ4〜5年になるレストランのマネージャーから「土曜日回せる?」と、また木曜日の夜に連絡がきて土曜のブランチタイムでのDJの仕事に向かった。
この場所 ↓(ミートパッキングにあるイタリアンレストラン)
と、ここまでは順調どころか、いつもより早く到着し、余裕を持って機材のセッティング・・・
の、はずだった!!
先週末のブランチDJでトラブル発生!?
しかし、何故だかMacBookの画面が明るくなったり暗くなったりとチカチカしているので、何かがおかしい・・・と思い電源まわりを確認してみることに。
おそらくブース横の電源タップの差し込みの調子が悪いのだろうと、念のため常備している自分の延長コードを使うことにしたところ・・・
状況変わらず、チカチカ!!
このチカチカ、つまり、MacBookの電源を差すと明るくなり、抜くと自動的に省エネモードに切り替わり明るさが軽減するという意味、のチカチカ。
つまり、電源の抜き差しをしていないのにチカチカするということは、完全にどこかの接触が悪いということ。
原因はUSBハブの劣化だった
そして、まわりのウェイターさんやウェイトレスさんたちは、はいつもと変わらずリラックスした雰囲気で開店前の準備も終わり雑談をしているなか、
DJの私だけが、文字通り、『人知れず』焦っていた。。
そして、突き止めた原因はコイツ(USBハブ)だった↓
コイツの役割というのは、
新型(2017年以降のモデル)のMacBook Proには、それまでについていたUSBポートがなくなり、新しい規格である「USB-C」というさらに小さなポートが標準で備わっているのだが、いまだ、音楽関連の機材には従来のUSBが標準の規格とされている。
それに加え、私の持っているMacBook Proのグレード的に「USB-C」が2つのみ!
しかもこの新型のMacBook Proはいままでのモデルと違って電源も「USB-C」ポートから供給される仕組みに変わっている。
そのため、私が必要なポートは
- 外付けのハードディスク(膨大な曲のデータ用)
- 電源
- DJ用のコントローラー(従来のUSB)
この3つ!
そこで、先ほどのHub(ハブ)と呼ばれる小さな変換コネクターを間にかますことで、下の画像のように電源を供給しながら従来のUSBと外付けのハードディスクの3つを同時に使用することを可能にしてくれているわけなのだ。
状況をマネージャーに申し出る
原因が判明し、時計を見ると、12:50。開店10分前・・・。
意を決して、マネージャーに申し出る。
「Well, I have a SERIOUS PROBLEM with this...」
と言って先ほどのハブを差し出し、(アンプロフェッショナルだと怒られるかな・・・と思いつつも)諸々を説明すると、
そのマネージャーは直ちに近くにいた男性スタッフにこれと同じものを速攻で買って来るようにと命じる!(めちゃめちゃ冷静で、頼もしい!)
問題が解決する!
待つこと30分・・・すでにお客さんは入っている・・・
成すすべなし・・・(不安)
さらに待つこと30分・・・
男性スタッフが帰ってきた!!!これこれ!!!助かった!!!
というわけで、さっそく開封し接続してみると、
バッチリ!!!
いつものように正常に動作してくれたので、ようやくプレイ開始♪
いつものようにプレイ開始
その後は何事もなかったかのように無事にプレイして事なきをえた。
バースデーパーティーのテーブルも盛り上がる♪
安心したせいか急にお腹が空き、いつもの特大バーガーにかぶりつく。(笑)
おわりに
そんなこんなで今回は、DJの現場で周辺機器のトラブルが発生したというお話をシェアしてみた。
ニューヨークでは、基本的に一つのパーティーにおいて一人のDJが最初から最後までプレイすることが常なので、忘れ物などないよう普段から人一倍気をつけているつもりなのだが、今回は周辺機器の「劣化」ということでとんでもない事態に陥ってしまった。
しかし、何が一番怖かった?というと、この日の夜にまた別の仕事が入っていたので、
この場所で↓
もしも!
このときに同じトラブルが起きていたら、夜間なので周辺機器を売っているお店が開いていないので、完全にアウトだったということ。
今回は昼間の仕事だったので、
- お店に買いに行ってもらうことができたこと
- マネージャーが親切だったこと
この2つで救われたわけだ。
これも一つの教訓ということで、近いうちにさらに予備のハブも購入して、今後のトラブルを未然に防ごうと思う!!!
というわけで、リアルなニューヨーク 生活は続く!!!また次回!!