過去にはスペインの植民地として制服され、戦後(米西戦争:1898年)のパリ条約によって完全にアメリカ合衆国の領土となった、という歴史をもつプエルト・リコ。
スペイン語のプエルト・リコは「豊かな港、美しい港」という意味であり、語源は、一説にはクリストファー・コロンブスがサン・フアンに入港した時に「¡Qué Puerto Rico!」(なんて美しい港なんだ!)と叫んだことに由来するといわれている。(引用:ウィキペディア)
過去の記事にも記している通りDJを生業(なりわい)としている私は、ニューヨークで長いこと音楽活動を続けるうちにプエルト・リコ発祥の音楽に深い興味を持ち始め、実際に本場でどんな曲がどのようにプレイされ、現地の人々がどのように踊りどのように反応するのかを目の当たりにしてみたいという欲求にかられ、昨年の5月に旅行したときの様子をシェアしてみたいと思う。
ニューヨークのブルックリンにあるジョン・F・ケネディ空港。「jetBlue」という航空会社を選び、インターネットで格安チケットをゲット。アメリカ領土ということで国内線扱いなので、アメリカ本土からプエルト・リコまでは免許証または写真付きの身分証明書があればパスポート無しで搭乗できる。ニューヨークからフロリダの下にあるカリブ海に浮かぶその島までは4時間弱で到着する。かなり気軽なフライト。
繁華街からそう遠くはない位置にあるなるべく安めの宿を3泊とった。
現地に着いて最初の腹ごしらえはホテル近くのスーパーの中にあるデリの寿司!男一人の貧乏旅行なので、毎回レストランなど行っていられない。(笑)海外に暮らしてつくづく思うのは、ラーメンと寿司の世界的な浸透度は素晴らしい!ということ。
まずは、旧市街地であるオールド・サン・フアンへ。こちらはプラザ・コロン。コロンブスの石像がある。
坂の多く、白とパステル・カラーの建物の間を石畳の道路が通っている。
最高に眺めのアウトサイド・ガーデンがあるカフェ・バーを発見。自国愛を感じる絵だ。もちろんサルサ音楽がかかっていた。
下の写真が、1783年に完成したという「エルモロ要塞」。海賊や他国軍からの防衛のために建設されたという。
思わず遠い目になってしまう大海原。風がとても強かった。
芝生の上にイグアナ発見!?
国立歴史博物館で歴史の勉強。こういうのも見逃したくたいタイプだ。
かつての軍人たちが寝泊まりしていた宿舎を再現した部屋。戦時の緊迫感がうかがい知れる。
戦時に使用されていたであろうバクダン!💣💣💣💣💣
場所を移してこちらは、オプショナルのボートで一周ツアーに参加してみた。が、なんと客は私のみ!(笑)
ほぼ貸し切り状態で出航〜!スタッフさんたちも気さくでいい人たちばかり。帆を上げている状態だったので、日陰がなく、一周終わる頃には肌がヒリヒリ。5月とはいえカリブ海の日差しをナメてはいけない。
先ほど陸から見たエルモロ要塞を、今度は外側の海から見ることができた。まさに要塞という佇まいで貫禄がある。
最後は、打って変わって内陸部の「エルユンケ 国立公園」。危険な動物がいないジャングルとして有名。
「ヨカフ・タワー」ここからジャングルを一望できる。
紹介したい景色や美しい場所がありすぎて観光名所の話ばかりになってしまったが、木曜日の夜にはこの旅のメインの目的地である「La Placita」という繁華街へ繰り出し、サルサ、メレンゲ、レゲトンといったこの島発祥の音楽と、それからお隣ドミニカ共和国のバチャタという音楽も含めたっぷり堪能し、目的達成!
ニューヨークで聴くヒップホップも同様だが、本場で聴く音楽は説得力が違う。住むとまではいかなくとも、何か音楽をやっている人であれば一度本場へ足を運んでみると今までとは違った感覚が自分の中に芽生える。人生は一度きりだ、何か興味があることがあるなら躊躇せずどんどん海外へ飛び出していろんな経験をし、今までの自分の中にはなかった感覚を培って見てはいかがだろうか?
最後に食べたステーキの写真を載せてこの記事を締めようと思う。それではまた次回!!!
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