ニューヨークポスト紙をはじめとするアメリカの様々なメディアが2018年末から大々的に報じているように、20年以上にも渡りフラッグシップ店としてオープンし続けてきた5番街にある3階建てのメガストア「GAP FIFTH AVENUE」が今年、2019年1月20日に閉店するそうだ。営業日も残り2週間と迫るなか、長い歴史に幕を閉じる前にこのかつてのフラッグシップ店に足を運んできたので、ここでシェアしてみようと思う!
数年前に、系列店である「OLD NAVY」が大規模な撤退を行ったのを覚えているが、どうやらその後も経営は芳しくなかったようで、GAP全体の売り上げは2013年末からの5年間はほぼ赤字であったことが下のグラフから伺える。
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残念ながら現在はフラッグシップをタイムズスクエア店(2017年にオープン)に譲ったこの「GAP FIFTH AVENUE」の様子をみてみよう。
5番街 元GAPフラッグシップ店 2019年1月20日に閉店
前記の通り20年以上に渡りフラッグシップ店としてオープンし続けてきた「GAP FIFTH AVENUE」の外観とロケーションをおさらいしておこう。
外観とロケーション
外観はこんなかんじで、マンハッタンの5番街と54丁目の角にある。
正確な住所は、
680 5th Ave, New York, NY 10019
向かって左手には有名な教会「セント・トーマス教会」がある。
こんなかんじで隣り合っている。この光景もあと2週間ほどで見収めとなってしまうのが悲しい。
ショーウィンドウ
ショーウィンドウには「閉店します」「売り切れ必至」の文字が並ぶ。
2019年はGAPにとって大変な年になりそうだ。
店内の様子
では店内の様子を見てみよう。
一階
店内に入るともう閉店セール全開となっていた。「在庫処分」の文字が並び、最大70%OFFとなっている。
あちらにも、
こちらにも。
かつては商品が並べられていたエレベーター前のスペースも閑散としていた。
二階
二階の子供服売り場へも上がって見た。
靴も見るからに在庫処分セール。
使用されなくなったマネキンたちは隅に片付けられていた。
かつてGAPでDJをした経験
この「GAP FIFTH AVENUE」の閉店と、他の数百に及ぶ「GAP」の店舗衰退は、「ニューヨークの小売業にとって良くない兆しだ」と先のニューヨークポスト紙は12月25日付の記事で報じていたが、私個人的にもとても残念な想いでいっぱいだ。
というのも私はDJを生業としてニューヨークで生きてきたなかで、2017年と2018年はこの「GAP」の17丁目と23丁目の店舗でインストアDJをさせていただいた経験があるからだ。夏と冬の繁忙期の週末は、本当にお世話になりスタッフの方々にも親切にしていただいた。昨年の夏以降は、このインストアイベントにも呼ばれることがなくなったため、なんとなく芳しくないのかなとは思っていたところのニュースだったので、そういった意味で非常に残念な想いがある。
おわりに
というわけで、個人的な想いも含め今回は、5番街の「かつてのGAPフラッグシップ店」が残念ながら2019年1月20日に閉店される、というニュースを受け、その長い歴史に幕が降ろされる前にその様子を見に足を運んできた。在庫はだいぶ減ってきているが20日まではまだオープンしているので、ニューヨークにいる方は最後のお買い物に出かけてみては?
それではまた次回!!!
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