アメリカで生活していると思いがけないケガをしてしまうことはつきもの。そんな中でも厄介なのがヤケドではないだろうか?私も過去8年間のアメリカ・ニューヨーク生活の中で、何度か痛い思いをしたことがある。今回は、私の実際の経験をもとに、思わずヤケドをしてしまった際の応急処置としておすすめできる「痛み止めの薬」を紹介してみようと思う。
もちろん、100%誰にでも効くということはないとは思うし、含まれている成分に対してのアレルギーのある方や、油などでの超高温のヤケドや広い面積のヤケドを負ってしまった方は当然ながら病院へ直行していただきたいが、ここでいうヤケドとは比較的軽めで面積も狭いものに限った話という認識で読み進めていただければと思う。とは言え、これから紹介する痛み止めの薬は、私自身もさることながら私の愛する彼女の場合にも効果バツグンだったので、安価で手に入れやすいという意味で、比較的多くのアメリカ在住者の方々におすすめできるものと言えると思う!
在米中にヤケドをしてしまった際の応急処置と痛み止めの薬
ヤケドをしてしまったらまずは冷やす
ヤケドは誰でもしたくてするものではないので、あらかじめ薬を持っているという人は少ない場合が多い。が、思いがけずやってしまった場合は、いまやっていることを中断してでもとにかく冷やす!ひたすら冷やす!
ヤケドの程度にもよるが最低でも15分くらいは患部を冷やしてあげましょう。よーく冷やして患部の熱が下がっても、ジンジンとした痛みが残っているはずですので、冷やしながら近くの薬局に「痛み止め薬」を買いに行きましょう。
薬局に行く
薬局は、大手のチェーン店なら品数も多く24時間営業なので、
- RITE AID
- DUANE READE
- CVS
- WALGREENS
この4つのどれかならまず間違いない。
痛み止めを買う
「痛み止め」は英語で「Pain Relief」なので、ペイン・リリーフと書かれたコーナーに向かうと、このような「First Aid」という「応急処置」用の棚がある。
棚の2段目に「ネオスポリン」と書かれたチューブ型の軟膏が何種類かある。この下の写真の濃いブルーの箱が痛み止め「ペイン・リリーフ」のタイプ。
ネオスポリンのペイン・リリーフの詳細
このネオスポリンというメーカーは、箱に「医者が推薦するナンバー1ブランド」と書かれているだけあっておすすめする人も多い。私も実際にこれを買って見事に痛みが消えた!以下でこの軟膏の詳細をみていこう。
特徴
- 空気感染防止 24時間持続
- 伸び率最大の痛み止め軟膏
用途
- 切り傷
- かすり傷
- ヤケド
※ 外傷にのみに使用
成分
- Bacitracin Zinc(バシトラシン・ジンク)500 units 応急処置抗生物質
- Neomycin Sulfate(ネオマイシン・サルフェイト)3.5 mg 応急処置抗生物質
- Polymyxin B Sulfate(ポリミキシン・B・サルフェイト)10,000 units 応急処置抗生物質
- Pramoxine(プラモキシン)10 mg 外用鎮痛剤
※ 上の3つが応急処置抗生物質に対して、4つ目のプラモキシンという成分が外用鎮痛剤ということなので、これが含まれていることがネオスポリンの他の軟膏たちとの違いであり、痛みを和らげてくれるというわけ。
使用方法
大人、2歳以上の子供:
- 患部をキレイに洗う
- 少量を指先にのせて患部に塗る
- 1日1回〜3回
- ガーゼで覆ってもよい
※ 2歳以下の子供はドクターに相談
使ってはいけない場合
- 上記の成分のうちいずれかにアレルギーを持つ場合
- 眼の中
- 身体の広い面積の場合
使用を止めるかドクターに尋ねる場合
- 使用して1週間が経っても効果がない場合
保管方法
- フタをよく締めて20℃〜25℃の場所に保管
以上が「ネオスポリンペイン・リリーフ」についての詳細。とくにアレルギーを持っている場合にはくれぐれも注意!それ以外の方の場合は、以下で実際の軟膏の様子と塗り方をみていこう!
軟膏を塗ってみる
患部をキレイに洗ったら、フタを開けて適量を指先にのせて患部に塗る。下の写真のように半透明の非常に柔らかく伸びのよい軟膏で、ニオイは無し。
実際に塗ってみるとこんなかんじにスーッと伸びて、べた付きもない。ヤケドの場合は空気に触れるのがよくないので、患部に膜を張るようなイメージで伸ばしてやろう。
ガーゼや包帯で覆ってもよいとのことなので、痛みが引くまでは覆って空気感染から守るのがよいかも。
効果
私の愛する彼女の場合は、料理中にコンロの側に置いていたアツアツのお皿を素手で持ってしまい親指と人差し指をヤケド…。ヤケドがこんなに痛いものだと知らなかった彼女も、ネオスポリンを塗った1時間後には痛みが和らぎ始め、翌日にはウソのように痛みがなくなったと言っている。私自身の場合についても同じように料理中の不注意でやってしまいしばらく放置してもズキズキが引かず、ネオスポリンを買って塗ってすぐに完治!今ではどっちの手をヤケドしたか覚えていないほど。(笑)
おわりに
以上、今回は、アメリカ滞在中に思わずヤケドをしてしまった際の応急処置としての薬というテーマで、おすすめの「ネオスポリン ペイン・リリーフ」を紹介してみた。できることなら避けたいヤケド、でも思いがけずやってしまった場合にはこの軟膏を試してみては?
それではまた次回!!!
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