ニューヨーカーの市民食と言っても過言ではない食べ物のひとつ「ピザ」。ニューヨーク市内に無数に存在するピザ屋さんの中でも、ベスト・ピザとの呼び声も高いのが「ジョーズ・ピザ」。一口にピザと言ってもナポリ風、ローマ風、フィレンツェ風など様々な種類があり、もちろん人によって好みも様々。そんな中で、この「ジョーズ・ピザ」はどちらかというとクリスピー、つまり硬めで尚且つ生地が薄めのタイプ!
上で挙げた3つのタイプのうち、生地が薄くてパリパリのタイプは一般的にローマ風と言われている。他のタイプと比べて、記事を薄くしてオイルを混ぜて伸ばし、長めの時間をかけて焼くスタイルがローマ風。こういったパリパリのタイプのピザが好きな人におすすめの「ジョーズ・ピザ」について、今回は14丁目にある店舗で食べてみた経験をもとに記事にまとめてみた。
NYのピザ屋さんの中でもクリスピーで人気の「ジョーズ・ピザ」
ジョーズ・ピザについて
公式のWebサイトによると、2019年現在、このジョーズ・ピザはニューヨーク市内に4店舗ある有名なピザ屋さんとして認知されている。もともとは、1950年代半ばにイタリアからアメリカに移住したピノ "ジョー" ポッツオーリさんという方がたくさんのピザ屋さんを渡り歩き、1970年代初頭にマンハッタンのグリニッジ・ビレッジのブリーカー・ストリートとカルミネ・ストリートの交差点に最初の「ジョーズ・ピザ」をオープンしたのが始まり。
ニューヨーク・マガジン紙に「ニューヨークで最高のピザ」と称されるほどのこの「ジョーズ・ピザ」の人気の理由の一つには、創業者であるジョーさんが自分の作るピザが常に地域の人たちから求められる食べ物であることにこだわってきたことがあるようで、ジョーさんは人々が常に高級で重たい食べ物を求めているわけではなく、手頃で軽く食べられるピザというものも求めていると考え、そこにフォーカスしてきたそう。さらにジョーさんは自らもたくさんのピザを食べて研究を重ね、常に最高の食材を使ってピザを作り続けてきた結果と言えそうです。
「ジョーズ・ピザ」の店舗
「ジョーズ・ピザ」の4つの店舗とマップは以下の通り
- 7 Carmine Street New York, NY 10014 MAP
- 150 East 14th Street New York, NY 10003 MAP
- 1435 Broadway New York NY 10018 MAP
- 216 Bedford Avenue Brooklyn NY 11249 MAP
メニュー
フルサイズ
- プレーン・チーズ・パイ(8スライス)+トッピングを追加可能
- 生モッツァレラ・チーズ・パイ(8スライス)
- シチリア・スクエア・パイ(8スライス)
スライス
- プレーン・チーズ +トッピングを追加可能
- 生モッツァレラ・チーズ
- シチリア・スクエア(8スライス)
メニューは基本的に以上の3つで、プレーン・チーズにはお好みでトッピングを追加できるかたちになっている。
お店の様子
では、私が実際に行った14丁目の店舗の様子とピザの写真をみてみよう!お店の中に入ると「ザ・ベスト・オブ・ニューヨーク」とデカデカと書いてある看板が貼り付けてある!
お店の広さはこじんまりとしたかんじで、丸テーブルが2、3個と壁際の細長いテーブルが2つほどある。お店のコンセプト通り、「手頃で軽く食べられる」といったかんじの回転率重視のスタイル。忙しいニューヨーカーにはちょうどいい、気軽で美味しいピザというポジションを確立している。
ショーケースにはあらかじめトッピングされた商品が何種類か並べられているので、とくに名前が分からなくても指を差して店員さんに伝えれば、その場で釜に入れて温め直してくれる。
今回私が頼んでみたのは、プレーン一枚とマッシュルームがトッピングされたものを一枚。おそらく日本ではあまりお目にかかることがないようなスライス大きさで、紙皿から余裕ではみ出るくらいのものがニューヨークではスタンダード。食べた感じは、やはり薄くてクリスピー!
おわりに
というわけで今回は、無数に存在するニューヨーク市内のピザ屋さんの中でも、薄くてクリスピーなタイプのピザとして人気の高い「ジョーズ・ピザ」を紹介してみた。私はどちらかというとフワッとしたもっちり系のピザの方が好きなので、個人的にはベストというわけではないのだが、硬め好きの方は一度試してみる価値アリ!レビューを見てみると、フレッシュ・モッツァレラ・チーズがニューヨーカーには一番人気のよう!
それではまた次回!!!
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